この本はこんな人におすすめしたい
- 職場で人間関係に悩んでいる方
- 誰かの顔色ばかりうかがって疲れている方
- もっと「自分らしく」働きたいと思っている方
「自由になる」ことは、「嫌われる勇気を持つこと」。 この言葉の重みは、読むほどに深く感じます。
この本を手に取った理由
きっかけは、中田敦彦さんのYouTube大学で『嫌われる勇気』が紹介されていたことでした。
「他人の目を気にせず、自分の軸で生きる方法を知りたい」と思い、読み始めました。
本業でストレスを感じることも多く、「上司の反応が気になる」「部下にどう思われているか不安」といった悩みに心当たりがあったからです。
最近、副業も少しずつやっているけれど、当面は本業も続けていくつもりです。
本業でしっかり成果を出せれば、副業以上に稼げることもあります。
僕が目指す“自由な人生”において、「本業で今以上に稼ぐ」ということも選択肢の一つだと思っております。
だからこそ、「毎日向き合う仕事で感じるストレスを少しでもどうにかしたい」と思っていました。
動画内でも繰り返されていた「アドラー心理学は人生を変えるヒントになる」という言葉に惹かれ、
「他人の目を気にせず、自分の軸で生きる方法が知りたい」と思い、この本を手に取りました。
『嫌われる勇気』とは?簡単な概要
この本は、心理学者アルフレッド・アドラーの思想を、哲人と青年の対話形式で分かりやすく伝える自己啓発書です。
ポイントは以下の通り:
- すべての悩みは対人関係から生まれる
- 課題の分離:「それは誰の課題か?」を常に考える。
たとえば、「人からどう思われるか」は他人の課題。
自分が誠実に仕事をしたとしても、相手がどう受け取るかまではコントロールできません。
だからこそ、「相手の反応」は相手の問題だと考えることで、自分の行動に集中できるようになります。
一方で、「自分が何をするか」「どう振る舞うか」は自分の課題。
他人にどう見られるかを気にして疲れるより、自分が納得できる行動を選ぶことが大切です。 - 他人から嫌われることを恐れない=自由になること
特に心に残ったのが「他人の期待を満たすために生きるな」という一言。
「人は、出来事そのものに反応しているのではなく、それをどう“意味づけ”するかによって感情が生まれる」というアドラーの考え方がよく表れています。
同じ温度の水でも、夏には冷たく、冬にはぬるく感じる
つまり、現実をどう受け止めるかは“自分次第”だということ。
その例としてアドラーは上記のような表現を例に出して説明しています。
当たり前のことながら、非常に深い意味を持つ内容として、強く印象に残りました。
この視点を持つことで、他人や環境のせいにするのではなく、自分の人生を主体的に選べるようになります。
僕自身がどう変わったか
他人から評価が良くなる ≠ 自分の人生が良くなる
承認欲求は自己満足に過ぎない
この本を読んでから、僕の本業でのストレスの感じ方が変わりました。
- 上司の評価に一喜一憂しなくなった
- 部下にどう思われるかを気にしすぎないようになった
- 会議で無理に“いい人”を演じるのをやめた
→今まで気にしてきたことは全て他人の課題。
「水の温度」と同じように、他人の感じ方や考え方で変わるものであり、
根本的には自分がどうこうできるものではない。
アドラー心理学は“承認欲求を否定する”点が独特です。
特に「承認欲求は、結局は自己満足だ」という視点にはハッとさせられました。
誰かに認められたいと思うことは、一見前向きに思えますが、
その裏には「自分の価値を他人に決めてもらおうとする依存」があるのです。
それが僕にはすごく合っていました。
「これは自分の課題じゃない」と線引きできるようになったことで、
気疲れの原因が減り、仕事に集中しやすくなりました。
まとめ:自由とは「他人の期待から解放されること」
“人生は他人のための舞台ではなく、自分で選ぶ物語だ。”
nasuman
本業で悩むすべてのビジネスパーソンに、一度読んでほしい1冊です。すべてのビジネスパーソンに、一度読んでほしい1冊です。
<おまけ>
ちなみに僕自身、この本をきっかけに、中田敦彦さんのYouTube大学で紹介されているビジネス書をいろいろ読むようになりました。
それにしても、中田さんのプレゼンはとにかく分かりやすくて面白い!
読書が苦手な人でも、まず動画で概要を知ることで興味が広がると思います。こちらもおすすめです。
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