■ 海まで遠い。けど、通う。
僕が住んでいるのは、いわゆる「海なし県」。
最寄りの海までは、高速で約2時間。下道だと2時間半程度かかります。
それでも僕は、学生時代からもう何年も、毎週のようにこの距離を通い続けています。
「よく続くね」「そこまでして行く意味あるの?」
何度もそう言われてきました。
でも僕は、今でも変わらずこう答えます。
「それでも行く価値があるから。」
■ サーフィンは、単なるスポーツじゃない
もちろんサーフィンは純粋に楽しい。そして本当に難しい。
- うまく乗れた時の達成感
- バランスを取るだけで全身が鍛えられる感覚
- 毎回違う波、違う条件との駆け引き
やってみればわかります。こんなに奥が深くて飽きないスポーツ、他にない。
ただ、20年やってても全然上手くならない・・。
いまだに波に巻かれて溺れかけたり、上級者の邪魔して怒られたり・・
でもそれがいい!
ほんの少しでも、今までできなかった動きができた時は、一人でも声が出ちゃいます!
海に行けれるだけで、また1週間頑張れる気がします。
■ 波待ちは、自分と向き合う時間

波が来ない時、海にぷかぷかと浮かんで待つ時間。
僕にとってはこの“波待ち”の時間が、実はとても大切な時間なんです。
- 仕事のこと
- 家族のこと
- 将来のこと
海に揺られながら、ぼんやりと自分と向き合う。
海に行くのを許してくれてる家族への感謝・・
やっぱり自分は海が好きなんだな、この時間を大切にしなきゃという再認識・・
自然と、整理されていく感情や思考があるんです。
■ 自然の中で「良くも悪くも、何かを感じる」
サーフィンは、自然と向き合うスポーツ。
風が強ければ乗れない。
天気が悪ければ寒いし、雨の中で着替えることもある。
逆に、朝焼けの中で静かな波に乗るような日もある。
思い通りにいかない日も多い。
でも、そこにあるのは、コントロールできない自然の“リアル”な世界。
都会の仕事や、家の中では感じられないものが、そこにはあるんです。
■ 年上サーファーたちが、いきいきしている理由

海に行けば、50代・60代のサーファーもたくさんいます。
- 平日の朝から海に入る人
- ガレージでボードを自作する人
- 孫と一緒にビーチに来る人
みんな、すごく生き生きしてるんですよね。
年齢を重ねても、自分の「好き」を大切にしている姿。
ああ、こういう大人でいたいな。
そう思わせてくれる“背中”が、そこにはたくさんあります。
■ 僕にとっての「3本柱」—— 仕事、家庭、そしてサーフィン
仕事はもちろん大事。
家庭も大切。
でも、それだけでは、自分が自分でいられない時がある。
だから僕にとって、**サーフィンは「生活の3本目の柱」**です。
- 仕事では得られない達成感
- 家庭では発揮できない自分の冒険心
- 自分の時間と向き合うことができる貴重な場
サーフィンは、僕の人生にとって欠かせない習慣になっています。
逆に、仕事や家庭が忙しくて海に行けないとストレスになっちゃうけど。。
■ 健康な体、強い心を育ててくれる
40代に入り、体力の衰えも感じ始める中で、
サーフィンは僕にとって最高のトレーニングでもあります。
- パドルで背中と腕を鍛え
- 波に乗るバランスで体幹が強くなり
- 水に入ることで呼吸も整う
しかも、気分までスッキリして帰ってくる。
サーフィンの後は、いつも不思議と前向きになれる。
健康な体と、前向きな心。両方を育ててくれる最高の習慣です。
サーフィンのおかげかわからないけど、本当に健康です。
風邪を引くのも年に1回くらい。大きな病気も今のところしておりません。
(スタイルもキープ)
■ まとめ:だから、僕は今日も片道2時間かけて海に向かう
海が近くなくたっていい。
波があるとは限らなくたっていい。
それでも、僕はサーフィンを続ける。
- 自分と向き合える時間を持ちたいから
- 自然の中で、余計なものを手放したいから
- 家族に優しくなれる自分でいたいから
そしてなにより、サーフィンが純粋に好きだから。
今日もまた、暗いうちに家を出て、静かな海へ向かいます。
(おまけ)サーフィンに行く本当の理由
サーフィンで全力を出し切った日の夜。
海から帰って夕飯前ふと手に取る1本のビール。
これがもう、たまらなくうまい。
- 波に乗った充実感
- 体を動かした後の脱力感
- 日差しに焼かれて心地よい疲労感
「ああ、今日も生きてるな」「サーファーで良かった」って思える瞬間なんです。
週に1度しか味わえない、最高のご褒美。
この1本のために、2時間半かけて海に行ってると言っても、ちょっとだけ言いすぎじゃないかもしれません(笑)
「波に乗って、汗をかいて、ビールで締める。これ以上の週末、他にありますか?」
nasuman
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